葛飾区の葬祭費について調べていると、支給額だけでなく、「誰が申請するのか」「どの書類を残しておけばよいのか」「いつ受け取れるのか」など、いくつもの疑問が出てきます。
葬儀や利用できる制度について事前に調べるときは、手続きの細かなところまですべて覚えようとしなくても大丈夫です。まずは、亡くなられた方が加入していた健康保険と、葬儀の領収書をどなたの名義で受け取るかを押さえておくと、申請までの流れを整理しやすくなります。
葛飾区の国民健康保険または後期高齢者医療制度に加入していた方が亡くなった場合、葬儀を行った方に葬祭費として7万円が支給されます。ただし、自動的に振り込まれる制度ではなく、葬儀を行った日の翌日から2年以内に申請が必要です。
この記事では、葛飾区の葬祭費について、対象となる方、申請期限、必要書類、窓口、支給までの所要日数の確かめ方を順にご説明します。

この記事を書いた人
立ち華葬祭 COO 高橋 哲彦
葬儀業界歴20年。その中で対応した葬儀の施行件数は3000件以上。
現在は葬儀社「立ち華葬祭」でCOO(最高執行責任者)として、お客様の理想の葬儀をお手伝いしております。そしてその専門知識や経験をもとに、葛飾区を中心とした方々に葬儀の役立つ情報をご提供しています。
葛飾区の葬祭費とは?対象となる方と支給額
葛飾区の葬祭費は、国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入していた方が亡くなったときに、葬儀を行った方へ支給されるお金です。まずは、支給額や申請できる方、加入していた健康保険による違いから確認していきましょう。
葛飾区の葬祭費は7万円
葛飾区の国民健康保険または後期高齢者医療制度の加入者が亡くなり、葬儀を行った場合は、申請により7万円の葬祭費を受け取れます。
葬祭費は、葬儀代の全額をまかなう制度ではなく、葬儀を行った方の負担を一部補うための給付です。実際の葬儀費用が7万円を超えていても、支給額は7万円です。
香典や生命保険金とは別の制度ですが、ほかの健康保険から埋葬料などを受け取れる場合は、葛飾区の葬祭費と重ねて受け取ることはできません。
葬祭費を申請できるのは領収書の宛名の方
葬祭費は葬儀を行い、葬儀代の領収書を受け取った方へ支給されます。葛飾区では、葬儀の領収書に名前が書かれている方へ葬祭費が支給されます。
そのため、戸籍上の続柄や、式で喪主を務めたかどうかだけで申請者が決まるわけではありません。喪主と葬儀代を支払う方が異なる予定なら、領収書をどなたの名義で発行してもらうか、支払い前にご家族と葬儀社で共有しておくと手続きにつながりやすくなります。
すでに葬儀を終え、領収書の宛名と申請を予定している方が異なる場合は、ご家族だけで判断せず、葛飾区役所の国保年金課給付係へ事情をお伝えください。
対象となるのは国民健康保険・後期高齢者医療制度に加入していた方
葛飾区の葬祭費の対象になるのは、亡くなった時点で葛飾区の国民健康保険または東京都の後期高齢者医療制度に加入していた方です。
葛飾区に住んでいても、勤務先の健康保険や健康保険組合などに加入していた場合は、葛飾区の葬祭費ではなく、加入していた健康保険の埋葬料や埋葬費を利用します。
加入していた健康保険が分からないときは、資格確認書や資格情報のお知らせ、勤務先から受け取った書類を見てみましょう。
葛飾区で葬祭費を申請する流れ
葬祭費は、必要な書類をそろえて葛飾区役所へ申請し、手続きが済むと指定した口座へ振り込まれます。ここからは、準備から受け取りまでの流れを順に見ていきます。
申請から振り込みまでの流れ
葬儀を終えたら、領収書などの必要書類をそろえて葛飾区役所へ申請します。手続きが済むと、葬祭費は領収書の宛名の方の口座へ振り込まれます。
- 葬儀代を支払い、領収書の原本と明細書を受け取る
- 亡くなった方が加入していた健康保険を確かめる
- 資格確認書、領収書、口座情報などをそろえる
- 葛飾区役所の国保年金課給付係へ申請する
- 区が申請内容を確認する
- 指定した口座への振り込みを確認する
それぞれの流れについて、段階ごとにポイントを確認していきましょう。
加入していた健康保険と申請先を確認する
葬祭費を申請する前に、亡くなった時点で加入していた健康保険を確認します。健康保険によって、受けられる給付や申請先が異なります。
| 亡くなった時点の健康保険 | 給付の名称・金額 | 主な申請先 |
|---|---|---|
| 葛飾区の国民健康保険 | 葬祭費・7万円 | 葛飾区役所 国保年金課給付係 |
| 東京都の後期高齢者医療制度 | 葬祭費・7万円 | 葛飾区役所 国保年金課給付係 |
| 協会けんぽ | 埋葬料5万円、または実際に埋葬に要した費用を上限5万円まで支給する埋葬費 | 協会けんぽ |
| 健康保険組合・共済組合など | 加入先の制度による | 勤務先または加入していた保険者 |
加入していた健康保険が分からないときは、資格確認書や資格情報のお知らせ、勤務先から受け取った書類を見てみましょう。それでも分からない場合は、勤務先や葛飾区役所の国保年金課給付係へ、どこに確認すればよいか相談できます。
必要な書類を揃える
申請するときは、主に亡くなった方の国民健康保険または後期高齢者医療制度の資格確認書、葬儀の領収書、振込口座が分かるものを用意します。窓口へ行く方の本人確認書類も持参してください。
| 用意するもの | 準備するときのポイント |
|---|---|
| 亡くなった方の資格確認書 | 国民健康保険または後期高齢者医療制度の資格確認書を用意します |
| 葬儀・告別式の領収書 | 支払いが済んだことを確認できる原本が必要です。コピーでは申請できません |
| 請求書や明細書 | 領収書の但し書きに「葬儀について」となく、「別紙のとおり」などと書かれている場合に添えます |
| 振込口座が分かるもの | 領収書の宛名の方の口座情報を用意します |
| 来庁する方の本人確認書類 | 運転免許証やマイナンバーカードなどを用意します。顔写真のない書類の場合は、必要な点数を事前に区へ聞いておくと確実です |
領収書が「内金」と「残金」に分かれている場合は、支払いが完了したことを示すため、両方の原本を持参します。領収書の但し書きだけでは葬儀代と分からない場合は、請求書や費用明細も捨てずに残しておきましょう。
申請書には、氏名、葬儀の日付、振込先の口座などを記入します。領収書や口座情報が分かるものを見ながら書き、判断に迷う欄は窓口で尋ねると、書き間違いを防げます。
提出前に確かめておきたいこと
提出前は、領収書の原本、宛名、振込口座の名義を中心に見直します。特に領収書の不足は、もう一度書類を用意する原因になりやすいため、内金と残金に分かれていないかも確かめます。
- 領収書はコピーではなく原本か
- 内金と残金の領収書が分かれている場合、両方そろっているか
- 領収書から葬儀代の支払いだと分かるか
- 領収書の宛名と振込口座の名義が合っているか
- 葬儀を行った日の翌日から2年以内か
- 以前の勤務先の健康保険から給付を受けられる可能性がないか
資格確認書が見つからない、領収書を紛失した、申請者本人が来庁できないなど、一覧どおりにそろわないこともあります。こうした場合は、用意する書類や手続きの方法が変わるため、区役所へ行く前に給付係へ事情を伝え、どのように進めればよいか確認しましょう。
葛飾区役所へ申請する
国民健康保険と後期高齢者医療制度の葬祭費は、どちらも葛飾区役所の国保年金課給付係で申請できます。窓口の場所や受付時間は、以下のとおりです。
| 窓口 | 葛飾区役所 国保年金課給付係(3階315番窓口) |
|---|---|
| 所在地 | 〒124-8555 東京都葛飾区立石5丁目13番1号 |
| 電話番号 | 03-5654-8212 |
| 平日の受付時間 | 午前8時30分から午後5時まで |
葛飾区役所では、水曜日の延長窓口や月1回の日曜開庁が設けられています。実施日や受付時間は変わることがあるため、平日に行くのが難しい場合は、来庁前に最新の日程を確かめておくと、何度も区役所へ足を運ばずに済みます。
ご本人が窓口へ行けない場合や、申請方法に迷う場合は、立ち華葬祭へご相談ください。現在の状況を伺い、区役所へ確認する内容や、申請前にそろえておきたい書類を整理してご案内します。
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葬祭費が口座へ振り込まれる
葛飾区による申請内容の確認が終わると、葬祭費は領収書の宛名の方の口座へ振り込まれます。
葛飾区の公式な葬祭費案内には、申請から振り込みまでの一律の所要日数は示されていません。そのため、「必ず何日で振り込まれる」とは言い切れず、申請内容や区の確認状況によって前後する可能性があります。
振込時期を知りたい場合は、申請書を提出するときに、窓口で「書類に不足がなければ、振り込みはいつごろになる見込みですか」と尋ねましょう。電話で確認する場合は、申請日と申請者の氏名を伝えられるようにしておくと、どの手続きについての問い合わせかが伝わりやすくなります。
葬祭費の申請には、葬儀代を支払ったことが分かる領収書が必要です。そのため、7万円が振り込まれるのは葬儀代を支払ったあとになります。支払いの時期が気になる場合は、葬儀を依頼する前に、いつまでにいくら必要になるのか、利用できる支払い方法とあわせて葬儀社へ相談しておきましょう。
葬祭費を申請するときに気をつけたいこと
申請期限は葬儀を行った日の翌日から2年以内
葛飾区の葬祭費は、葬儀を行った日の翌日から2年以内に申請しましょう。期限は、亡くなった日ではなく、葬儀を行った日をもとに数えるため、領収書などで日付を確かめておくと安心です。
葬儀の直後には、返礼や納骨、名義変更など、ほかにも対応することがあります。すぐに申請できなくても、期限内であれば手続きは可能です。葬儀の日付が分かる書類と領収書を一つの場所に保管しておくと、落ち着いてから準備できます。
- 葬儀の日付をカレンダーや手帳に残す
- 領収書と明細書を一緒に保管する
- 領収書の宛名の方を家族内で共有する
- 期限が近い場合は、書類がすべてそろっていなくても先に区へ相談する
会社の健康保険を辞めてから3ヶ月以内の場合は申請先に注意する
会社の健康保険をやめてから3ヶ月以内に亡くなった場合は、以前の健康保険から埋葬料が支給されることがあります。この場合は葛飾区の葬祭費を重ねて受け取れないため、どちらへ申請するのかを先に確かめておきましょう。
申請先に迷った時は、分かる範囲で立ち華葬祭へお話しください。加入状況を伺い、どこへ確認すればよいか一緒に整理いたします。(24時間365日対応:0120-550-679)
交通事故などでは取り扱いが異なる
交通事故や傷害事件など、ほかの人の行為が関係して亡くなった場合は、原則として葬祭費の対象になりません。公害病などによる場合も、別の制度から受けられる補償との関係で、支給されないことがあります。
ただし、事情によって扱いが異なるため、対象になるかをご家族だけで判断するのは難しいところです。亡くなった経緯と、ほかの制度への申請状況を国保年金課給付係へ伝えて確認しましょう。
葛飾区の葬祭費について立ち華葬祭へ相談できること
どなたを領収書の宛名にするか、葬儀後にどの書類が残るかは、葬儀の契約や支払いとも関わるため、ご家族だけでは判断しにくいことがあります。
立ち華葬祭へご相談いただく際は、健康保険の種類や葬儀形式が決まっていなくても差し支えありません。現在分かっている加入状況、ご家族の関係、葬儀代を支払う予定の方などをお聞かせください。葛飾区の案内に照らしながら、申請時に必要になる領収書や明細書をどのように保管すればよいか整理してお伝えします。
葬祭費を含めた葬儀費用の見通しを相談できる
立ち華葬祭では、実際に支払う葬儀費用と、葬儀後に受け取る葬祭費の7万円を分けて整理し、いつ、どのくらいの費用が必要になるかをご案内します。
葬儀の総額は、搬送する距離、安置する日数、式場や火葬場、祭壇、棺、参列人数、料理、返礼品など、お客様のご状況や希望される葬儀の形式によって変わります。ご相談の際は、プラン料金だけでなく、式場や火葬場へ支払う費用や、追加になる可能性がある項目も含めて明細をお出しします。
葬儀の形式や人数が決まっていなくても構いません。参列してほしい方のおおよその範囲や、大切にしたいこと、費用について考えていることを伺い、条件ごとの総額を比べられるように整理します。
葛飾区の葬祭費についてよくある質問
葛飾区の葬祭費はいくらですか?
葛飾区の国民健康保険または後期高齢者医療制度の加入者が亡くなった場合、葬祭費として7万円が支給されます。葬儀を行った方からの申請が必要です。
葬祭費はいつ振り込まれますか?
葛飾区の公式案内には、一律の所要日数は記載されていません。申請時に「書類に不足がない場合、振り込みはいつごろになりますか」と国保年金課給付係へ尋ねると、その時点での見込みを確認できます。
領収書のコピーでも申請できますか?
コピーでは申請できません。支払いが完了したことを確認できる、葬儀・告別式の領収書の原本が必要です。内金と残金で分かれている場合は、両方の領収書を用意します。
喪主でなければ申請できませんか?
必ずしも式で喪主を務めた方に限られません。葛飾区では、原則として葬儀代の領収書の宛名の方が申請者となります。喪主と領収書の宛名が異なる場合は、区へ事情を伝えて確認します。
葬祭費は自動的に支給されますか?
自動的には支給されません。葬儀を行った日の翌日から2年以内に、必要書類をそろえて申請します。
会社員だった場合も葛飾区へ申請しますか?
亡くなった時点で会社の健康保険に加入していた場合は、原則として葛飾区ではなく、加入していた健康保険へ埋葬料などを申請します。勤務先または保険証等に記載された保険者へ、申請先と必要書類を尋ねてください。
まとめ
葛飾区の国民健康保険または後期高齢者医療制度に加入していた方が亡くなった場合、葬儀を行った方へ7万円の葬祭費が支給されます。申請期限は、葬儀を行った日の翌日から2年以内です。
申請では、亡くなった方の資格確認書、葬儀・告別式の領収書の原本、領収書の宛名の方の振込口座が分かるものなどを用意します。申請から振り込みまでの所要日数は公式案内で一律に示されていないため、提出時に見込みを聞いておくと、その後の予定を立てやすくなります。
今のうちにできるのは、加入している健康保険と、葬儀の領収書をどなたの名義にするかをご家族で共有しておくことです。この2点が分かるだけでも、葬儀後の申請を進めやすくなります。
まだ決まっていないことが多くても、分かる範囲で立ち華葬祭へお話しください。葬儀費用の見通しと葬祭費の申請に必要な準備を整理し、ご家族が必要なときに迷わず動けるようお手伝いいたします。
※制度、受付時間、休日窓口などの情報は2026年8月時点の葛飾区公式情報をもとにしています。申請時には最新の案内をご確認ください。



